リカバリディスクの作成方法

2013/03/19

雑記



先日買ってきたUSBメモリを使い、さっそくリカバリメディアの作成!

・・・と言いたいところだけど、今回購入したX121eは工場出荷モードの中古品。
いわゆるリカバリ後の孫メディア状態。

一応、出品者がリカバリディスクとしてDVD3枚を付けてくれたが外付けDVDドライブが無いためUSBメモリでリカバリを作らなければならない。

本来は1つしかリカバリーメディアは作れないんだけど、「Q:\FactoryRecovery\service_done.ini」を開いて「DONE=1をDONE=0」にすることで
何度でも作成可能になる。

何も考えず単純にその方法で試すと「このプログラムで必要なファイルが見つかりません」とエラーが表示された。

調べてみると、本来「cdrivebackup.wim」というファイルが必要なのだが、本機はリカバリ後の孫メディア仕様なのでそのファイルすら存在せず、代わりに「cdrivebackup2.swm~cdrivebackup8.swm」と違う拡張子のファイルが存在した。
(自分の場合はcdrivebackup8.swmまで分割されていたが数字は機種によって違う)

このcdrivebackup2.swm~・・・というファイルは、先ほど書いた本来必要な「cdrivebackup.wim」が分割された状態なので、それらを結合しなければならない。

ここでおさらいとして、子メディアと孫メディアの違いについて。

・子メディア状態 → 一度だけリカバリーメディアを作ったことがあるけど、再インストールしたことない。
・孫メディア状態 → リカバリーメディアを使って再インストールした状態。

単に子メディア状態ならば先ほど書いた「DONE=1をDONE=0」にすればリカバリメディア作成ができるが、ヤフオク等中古で買ったPCは殆ど孫メディア状態なので、cdrivebackup.wimファイルを再結合させて作るしかない。

それではcdrivebackup.wimファイルに再結合する手順を記載する。
(たぶんThinkPad X系やThinkPad Edgeに共通するのではなかろうか?)

1:Qドライブに入っている「FactoryRecovery」フォルダを丸ごとコピー(自分はCドライブ直下にした)

2:C:\Program Files (x86)\lenovo\Factory Recoveryの中に入っている「ImageX.exe」を
  先ほどコピーしてきた「FactoryRecovery」フォルダ内にコピーする。

3:コマンドプロンプトを起動し、さっき丸ごとコピーしてきた「FactoryRecovery」に移動。
  (DOSコマンド:「cd \(ルート移動)」「cd FactoryRecovery(ディレクトリ指定)」)

4:ディレクトリがFactoryRecoveryフォルダに移動したら以下カッコ内のコマンドを入力。
  
【imagex /ref cdrivebackup*.swm /check /export cdrivebackup.swm * cdrivebackup.wim "cdrivebackup"】

・cdrivebackup*.swmは、cdrivebackupのすぐ後に*を入力。
・cdrivebackup.swm * cdrivebackup.wimは、*の前後にスペースを入力。
(スペースを空ける場所を注意して入力すること)

5:しばらく待つと丸ごとコピーしたFactory Recoveryフォルダ内に「cdrivebackup.wim」が出来る。
  (結合されたファイルは7Gぐらいの大きなファイルサイズとなった)

6:Qドライブに入っているFactory Recoveryフォルダ内にあるcdrivebackup2~8.swmを全部削除する。

7:さっき結合して作った「cdrivebackup.wim」をQドライブのFactory Recoveryフォルダに移動して終了。



最後はレノボ公式の「USBメモリーキーでリカバリーメディアを作成する方法」を見てフォーマットしたらリカバリーメディアプログラムに従って作成して下さい(全部終わるまで40分ぐらいかな?結構長いよ)

ちなみにUSBメモリは右手前ではなく右奥もしくは左のポートに差し込んで下さい。

全てが終了したら本当にリカバリメディアで起動できるかテストするため、F12キーを押しながらBoot MenuでUSBを選択。

ブラックアウトせずリカバリメニューが表示されたら成功です。





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