GHインプレッサ  ノーマル戻し

2015/01/11



去年、亡くなった仲間の愛車GHインプレッサ。

色々と手が入った車両で各種パーツが取り付けられているのだが、
奥様からの相談で車を売る前にノーマル戻しとパーツ類の売却をお願いされて、
年末に車両及びノーマルパーツとアフターパーツもろもろを自宅にガレージのある
リーダーのところまで持ち帰ってきた。



年が明けて本日。
車いじりの好きな仲間が集まりノーマル戻し作業を開始。
見た目はGRBで中身はGHなのだけど、細かいパーツを含めオーナーの愛情を感じた車両だった。

今日の主な作業内容はクスコの車高調からノーマル足回りへの交換とバケットシート交換、
スタビリンク、タワーバー、追加メーター取り外し、GRB化した内装から元のGHの内装に変更。

中でも特に苦労したのがノーマルへの足回り交換。
元々付いていたクスコの車高調は簡単に外れたのだけど、問題はリアの足回り。
フロントはストラット式なので苦もなく取り付けられたが、リアはダブルウィッシュボーン式なので
ノーマルサスペンションの入れ方が分からない。

そのままサスペンションを入れようとすると、アームに干渉して物理的に入れることは不可能。

でも外してあるのだから入るのだろうと色々と試行錯誤してみるも、やっぱり分からず。

ネットで検索しても車高調の交換結果は載っているけど、ノーマルのサスペンションを取り外した、
ノーマルから車高調に交換した手順ってのは中々見当たらない。

今日は仕事で来れなかったGRBに乗っている仲間に急遽電話で聞いてみると、
「GRBやGHのダブルウィッシュボーンはブレーキローターの上に人が乗って強引にアームを
押し下げて、アームが下がっている間に取り付ける」と教えてもらった。

そんな力技なの??と一同が驚愕するも、その方法以外だと鬼トルクで閉まっているアームの
ボルトを外す以外は無いとのこと。仮にインパクトドライバーを使ってもアームの振動で力が
逃げて使えないとも教えてもらう。

そこで2名がブレーキローターの上に足をかけて押し下げ、その間に1名がサスをアームの間に
取り付け、1名がアッパーマウントから出ているネジを車両に止めるという方法でなんとか
ノーマルサスを取り付けることが出来た。これ1人だったら絶対に無理だよね。

足回りの大仕事が終わった後は内装関係。
追加メーターやエンジンルーム側から取廻している配線を手繰り寄せる。
手間取ったのはBILLIONのVFC-MAXメーターが車両コンピュータ(ECU)を経由しているため、
助手席の足元にあるECUを取り出すのが苦労したかな。

それと見た目GRBなフロントグリルの交換。
グリルの下にネジが4本隠れているのでバンパーとグリルを折らないよう慎重に隙間を作る。
ネジを外した後はグリル内部に有るベロみたいな部分を下に押し下げ、手前に引っ張って外す。

最後に内装(SIドライブスイッチもどき等)をノーマルGHに戻す作業をしたところで
ひとまず本日の作業は終了となった。
やっぱり大人数で作業をすると早いね。
・・・とは言え、まだフロントブレーキの交換やサポートパーツ系の交換、
純正GRBリアウィングの交換などまだまだやることはある。

少なくとも3月までには全てノーマルに戻し、外したパーツ類はヤフオクなどに出品した後、
現金化して奥様に渡そうという計画になっている。

しかし久しぶりに仲間同士でワイワイと車いじりが出来て楽しかったな。








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