【厚切りが旨い】 トコブシの日本酒煮

2016/11/05






勝浦の親戚から貰ったという「トコブシ」を晩酌のあてに出してくれた。
トコブシなんて何年ぶりに食べるだろう。懐かしすぎる。

思えばオレが子供の頃は漁業権とかそこまでうるさくなくて、ちょっと海に潜っては磯金を使って
サザエやアワビにトコブシ、ウニなどよく獲ったもんだ。まぁ売るわけじゃないし少量だったからね。
ちなみに磯金(いそがね)ってのは、岩に張り付いたアワビやサザエなどを剥がずために使う
鉄のヘラみたいな道具で、だいたい遊びに行く友達は1人1本は持っていた。

さて、とこぶしの食べ方だけど、シンプルに酒と醤油で煮ただけ。
他の調味料は一切使用しないのが我が家流。
トコブシがヒタヒタになるまで酒を注いで醤油はほんの一回し。たったコレだけ。
下手に味醂やら砂糖を入れると雑味が出てしまい、トコブシ本来の旨さが分からないと思う。

そしてトコブシは非常に柔らかいので簡単に噛み切れる。
なのでアワビのように薄く切らず、むしろ厚めに切って食べたほうが口に味が広がって旨い。
・・・ってかマジでうめぇ~!懐かしさと旨さで顔がニヤけてしまったよ。
またトコブシは肝が苦くないのも良いのだ。

最近お気に入りの芋焼酎「一刻者」をお湯割りでやりつつ、母親の作った酒の肴に舌鼓を打つ。
久しぶりに親子4人水入らずでの楽しい晩酌となり、改めて実家は良いなぁと再認識した。
変な話、上げ膳据え膳であれこれ世話してもらうのも、ある意味親孝行なんだろうな・・・








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