【御蔵島で泊まる】 お宿 山じゅう

2015/12/15

外出





11月に果たせなかった御蔵島リベンジ出張、無事に早朝6時20分頃に港に着岸。
橘丸は就航率が高いと聞いていたので何となく今回こそは大丈夫という自信もあったりして。

御蔵島はお椀をひっくり返したような形の島なのでフラットな場所がなく、
集落も坂の斜面に立ってるようなところが殆ど。
到着後は予約しておいた民宿からの出迎えでひとまず宿にチェックイン。

島に着いて右手に見える上り坂を歩いて登るのは厳しいものがあるよね。

今回お世話になる民宿は「お宿 山じゅう」というところ。
以前は「しげを工房」という名前だったけど名前を変えてリニューアルしたらしい。

早朝に到着したので部屋が空いておらず玄関左にある控室に入って待機。ちなみに右側は食堂。

事前にHPで知っていたけど漫画が多くて暇つぶしには良いね。
それと宿の中は全てWi-Fiが繋がるようになっている。セキュリティキーは無し。

また到着当日は朝飯が用意してないので事前に用意しておいたオニギリとカップ麺を食べる。
このとき宿泊客の朝食があったのでササッっと写真を撮らせてもらった。

民宿の朝飯ってこんなもんなのか?ちょっと質素な感じだな。

1階にはウォシュレットのトイレと風呂、冷蔵庫、電子レンジ、ドライヤーあり。
船で飲まなかった缶チューハイとビールを冷やしておく。

風呂の写真は撮らなかったけど一般家庭サイズで1人で入れるぐらいの広さ。
ボディソープとリンスインシャンプーは用意されていた。あと洗濯機もあったな。

ところで10時過ぎまで控室で待機かと思ったら、なんとこの宿のチェックアウトは8時とのこと。
8時ってことは御蔵島の上り便が昼の12:30でしょ?そしたら4時間も何して過ごすんだ?
これがドルフィンスイム目当ての客だったら朝に1本潜って帰るのだろうけど、予定がない人や
ドルフィンも波があって潜れない時はどうするんだろう?

8時になり宿泊客が荷物を持って降りてきてそのまま宿を出て行った。
っていうか、その人が出発するときに「お世話になりました」と声をかけていたのにも関わらず、
宿からの見送りが一切無し。奥の部屋から「はーい」って声だけ。なんだかなぁ。

10分ほどで部屋の掃除が終わったと声をかけられる。
2階にある部屋は全4室で和室のみ。ふすま扉で鍵など無く金庫もない。
1階はウォシュレットだったけど2階は単なる洋式便座。

8畳の和室は実にシンプル。普段ビジホばかり泊まっているので新鮮な感じ。
浴衣やタオル、歯ブラシ等のアメニティも一切なし。


窓を開けるとオーシャンビューでも無し。船に乗って海は飽きるほど見ていたので眺望は気にしない。

部屋のコンセントは2つ。
ただ柱の真横に付いているので三叉コンセントでも1箇所が使えない。
船でも使えるようにと延長ケーブルを持ってきておいて良かったよ。

壁に貼られた案内表示はこんな感じ。
食事時間:夕食18~20時、朝食7~8時。
入浴時間:17時~21時
チェックアウト:8時まで。荷物は1階の控室に置いておくことが出来る

ドルフィンスイムの料金と宿泊料金、レンタル料金はこちら。
乗船できるのは7歳(小学生)からで1回7,000円。子供割引き等はなし。
当日の海洋状況によっては小学生の乗船を断る場合もあり。

レンタルできるのはウェットスート(5mm)が2,000円、フィン800円、マスク800円、シュノーケル800円。
手ぶらで来ても合計4,400円で全て借りることが出来る。
そして1度お金を払えば滞在中はレンタル用品を何度も借りることが出来るのだそうだ。

その他、動画も録れるウェアラブルカメラ(恐らくロゴスのアクションEZカム)もレンタル可能とあり、
1回2,500円。16GのマイクロSD付き。こちらも滞在中は何度も借りることが可能。
水中カメラってこんな時ぐらいしか使わないし試しで1度使ってみるのは良いかもね。

さてさて実は今回の宿泊で気になっていた夕食。
民宿ってのは部屋は質素だけど飯は豪華ってイメージがあったが、なんだか思ったのと違ったわ。

御蔵島の名物が何なのか分からないけど、これはちょっと、いや、かなり拍子抜け。
冷凍食品っぽい春巻きにクリームコロッケは無いだろ~ショボすぎだろ~

明日葉なんて至る所に生えていたのに、料理には一切出てなかった。
ネットの口コミでは「食事はボリュームがあって満足です」とか書いてあったのんだけどなぁ。
あとメニューがホワイトボードに書かれているってのも無し。
女性客の多いドルフィンスイムの繁忙期だけそういうことをやって、閑散期の今はやらんのかね。


刺身は舟盛りで出てこいとは言わないが、水っぽいシメ鯖が3切れに赤黒くなるまで漬けたマグロ。
それと味噌漬けになった焼き魚。他ブログでも常にシメサバが出ていたから冷凍なんだろうね。
今の御蔵島で捕れる魚はムロアジと聞いていたから鯵の刺身を期待していたけど残念だ。
 オレ的には夕食のおかずをツマミに焼酎でも頼んで一杯やりつつ、地場産の料理に舌鼓って
思っていたのに見当はずれだったよ。
ただ御蔵島の場合、冬場は就航率が低く食料品の確保も大変なので贅沢を言うのは酷ってものか。

夕食後に翌日の天気が気になってニュースを見てみると、明日は昼から西風が出ると予報があり
御蔵島は南と西風にめっぽい弱いと聞いていたので厨房に居る宿のメガネスタップに
「明日の昼はどうですかねぇ?」と聞くと「明日の昼は危ないかも」と言われる。

でもそれってオレが聞かなかったらどうしたんだろ?
「明日は昼から海が荒れるかもしれないので朝の便で帰ったほうが良いですよ」とか
教えてくれないもんかね?
・・・というか、この民宿のメガネスタッフは愛想がないというかぶっきらぼうなんだよな。

この人が迎えから部屋の掃除、食事など宿のことを全て賄っていたのでオーナーなのか?と、
後日公式HPのスタッフ日記を見てみたら料理番さんだったと判明。イカを持っていい顔してるのに
オレらが泊まった時はなんで無愛想だったんだろう?

朝の便で帰るときはどうしたら良いかと聞くと、朝5時頃に船が就航するかメーリングリストで届くので
着くのであれば5時半までに用意を済ませて待合室で待機と言われる。
もしも着かないのであれば部屋まで伝えに行くので、朝、部屋に来なかったら船が着くと思ってくれとのこと。
いやいや、客商売なんだから着いても着かなくても連絡してくれよな・・・

そして翌日。
宿のスタッフが部屋に来ない=船が着くので準備を済ませ再び車で港まで送ってもらう。

しかし朝に出るのなら朝飯として簡単にオニギリなり弁当を用意してくれても良くないか?
本来は一泊ニ食なのに朝食抜きだぜ。
オレから夜の時に「朝飯が無いからオニギリ作っておいて」と頼めば作ってくれたのかね。

閑散期で客も少ないから宿のことはメガネの人が全て1人でやっていて大変だろうけど、
それでもサービス業なんだからもう少し気を利かせてくれても良いよねぇ?

もしも再び御蔵島に行くことがあれば、たとえ繁忙期でもこの民宿には泊まることはないだろうな。
こういう閑散期の時こそ宿の本質が分かるってもんよ。

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